
「自転車保険 他保険との重複加入に注意
2012年12月12日 日経新聞 23面」
最近インターネットや携帯電話で気軽に加入できるようになって
話題となった自転車保険ですが、慌てて加入する前に注意が
必要です。
それは「重複加入」です。
自転車保険には大きく2種類の補償がセットされているものが主流
ですが、
一つ目は、自分のケガや障害に対する補償
二つ目は、第三者をケガさせてしまったり、モノを壊してしまった
などの賠償責任が発生した時の補償
となっています。
特に賠償責任が発生した時、既に別の個人賠償責任保険に加入していた
場合であっても、保障される金額が増えるわけではありません。
1000万円の賠償責任が発生した場合、たくさん加入したからと言っても
それ以上の補償は受けられないのです。
つまり、重複して支払う保険料が無駄になってしまうということに
なります。
この、「個人賠償責任保険」は知らないうちに加入しているケースが
あります。
自転車を購入した際に「TSマーク」が付いた自転車であれば傷害保険と
賠償責任保険が1年間付帯されており、2年目以降も500円程度で
自転車の点検を受ければ継続されます。
また、賃貸住宅やアパートにお住まいで賃貸契約の際に火災保険に
加入された方は、その火災保険に特約として付帯されている可能性が
あります。
自動車保険などにも特約で付けることができ、同居の親族全員が
補償の対象となるケースがほとんどですので、どこかで加入して
おけばいい、ということになります。
個人賠償保険は自転車事故以外にも、日常生活で起こしてしまった
不慮の事故によって賠償責任が発生する場合に支払われます。
必ず加入しておきたい保険ですが、しっかりとした内容のもので、
しかも「ここで入っている」という自覚が必要ですね。
ただし、自動車事故や仕事中の事故、故意や重過失、犯罪行為などに
よって賠償責任が発生しても対象とはなりませんのでご注意を。
保険の無駄を無くすには、加入中の保険をチェックすることが大切ですね。
ご心配な方は、お近くのファイナンシャルプランナーにご相談ください。

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