
「家計資産 外貨建て急減
9月末30兆円強 投信目減り
欧州危機 個人が売却に動く
2011年12月24日 日経新聞 3面」
皆さんは「外貨資産」をお持ちでしょうか?
家計が保有する外貨建て資産が9月末時点で30兆円強と前年同月比
16%減少、リーマンショック後の2008年12月以来の低水準となった
そうです。
直近のピークである10年3月末の38兆円と比べると21%減少、
6月末の34兆円から3ヶ月で12%減少とペースも加速しているそうです。
元々現地通貨安、円高の影響で資産が目減りしているところに、
欧州危機などをきっかけに個人が解約する動きが広がったと見られて
いるようです。
退職金などの預け先として人気のあった「グローバルソブリンオープン」
も11月にイタリアやスペインなどの国債を手放すなど資産売却の動きも
みられ、資産総額の減少につながっているそうです。
さて、個人が「外貨建て資産」を保有する目的は何でしょうか?
・銀行に預けても利息が付かないから。
・海外のほうが利率がいいから。
・資産運用も必要だと考えたから。
・少しでもお金を増やしたいから。
私が考える「外貨建て資産」保有の最大の魅力は、
・日本以外にリスクを分散できるから。
です。
現在は欧米の景気停滞色が強いため、震災で大きなダメージを受けた
日本なのに相対的に評価が上がり円高となってしまっていますが、
未来永劫このままかというと、それは分かりません。
世界一の借金大国である日本にも、ギリシャやイタリア同様、相応の
リスクがあるのです。
円がある日突然紙くずになってしまうなんてことは極端ですが、
貯蓄がどんどん劣化してしまうということは起こりえるのです。
外貨運用というとリスクが高いイメージがありますが、
「貯蓄に保険をかける」
というスタンスであれば、選ぶ商品や投資する金額、期間など、
おのずと目的に合った運用方法が絞られてきます。
皆さんも、運用の際にはポリシー=目的を明確にされることをオススメ
します。
目先の為替や金利動向に一喜一憂せずに、どっしりと構えていたいですね。
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