浜松商工会議所の教養セミナーに参加しました。
セミナーの内容は、「これからの世界経済・日本経済を展望する」
講師は「ほんまでっかTV」に出演されている門倉貴志さんです。
「今日は得意分野ですので、テレビのようにたどたどしくて心配を
おかけすることは無いと思います」
という前置きでヤヤ受けとなり、和やかな雰囲気の中講演スタート。
テレビで「不思議な」キャラクターを見てなければ、少しソフトな
(おネエな)話し方をする人だなぁ、というだけの印象だったかも
しれません(^^ゞ
総じたお話の流れだと、
・世界同時不況の影響で先進国はバランスシート調整(借金を減らす)
の時期であり、調整には10年程度の中長期の時間が必要。
・日本の景気低迷は、震災の影響を鑑みると他国より深刻。
・新興国は世界同時不況の影響は比較的軽く、特に中国は立ち直りが
早かった。
・日本の消費市場は今後先細りとなり、日本企業はますます海外に
出ないといけなくなる。
・TPPは日米間の協定という色合いが強く、参加すべきではない。
個別に有力新興国とEPA、FTAなどの取り交わしをしたほうが良い。
といった内容だったでしょうか。
世情を反映してか、明るい話題は残念ながら少なかったです。
新興国では、中産階級の拡大により、上昇志向の消費(見栄の消費)が
膨らむ可能性があるそうですので、日本ブランドを維持できれば
高付加価値な輸出が増えるかもしれません。
門倉さんが得意とする「地下経済」(違法行為や脱税などのアングラ経済)
についても触れられました。
債務危機にさらされているヨーロッパの国では、このアングラ経済が
占める割合が20~25%程度もあるようです。
規律では立て直せない事情もあるワケですね。
普段新聞で読んでいるニュースなどが、こうした講演で繋がったり
整理されたりして自分のものになったような気がします。
自分なりの考えや意見を持てるようになりたいですね(*^^)v
Posted by 住宅ローンサポートセンター at
23:54│
Comments(0)
│
スタッフブログ