
「大阪市長・橋下氏 知事・松井氏
維新の会 都構想掲げ勝利
2011年11月28日 日経新聞 1面」
すでに各メディアが大きく取り上げているので皆さんもご存知の
ニュースです。
大阪府知事、大阪市長のダブル選挙は27日投票、即日開票され、
地域政党「大阪維新の会」代表で前大阪府知事の橋下徹氏が市長選、
維新の会幹事長の松井氏が知事選でそれぞれ初当選を決めました。
鬱積した空気をなんとか変えたい有権者の声が強かったのかもしれません。
以前の民主党圧勝選挙を思い出すような「維新の会」の勢いです。
さらに遡って郵政民主化で圧勝した小泉自民党政権時代の選挙も
重なって思い出されます。
小泉劇場とも呼ばれた「劇場型選挙」では、「自民党をぶっ壊す!」と
ぶちまけ「郵政民営化の是非を国民に問う!」と争点を明確にした
ことで有権者の関心を高めることに成功しました。
今回も「橋下劇場」という言葉が使われ、「大阪市をぶっ壊す!」
として「大阪都構想の是非を問う」選挙展開だったと感じます。
報道を見ているだけなのでなんともいえませんが、「都構想」と
言うよりも行政に対する不満や不公平感が維新の旗印に集結した
ようにも思えます。
ワザと敵を明確にして対立することで、味方を一致団結させるのは
常套手段ですが、個人的には感情を上手に煽って票を集めるだけの
選挙テクニックだとしたらあまり感心できません。
公約が夢物語で何も実現できない時の失望感が反動でより大きく
なることは今の民主党政権が実証済みです。
橋下氏率いる維新の会はこれからの公約実行が重要ですね。
それはそれとして、今回の選挙は投票率が高かったことも話題と
なっています。
投票率は、
市長選 60.92% 前回より17.31ポイント上昇
知事選 52.88% 前回より3.93ぽいんと上昇
となり、多くの有権者の関心を集めたということは評価されるべき
ことだと思います。
成功しても失敗しても、投票した有権者は相応の責任を感じる
ことになり、政治に対する関心も高まるのではないかと考えられる
からです。
とは言いながらも、浮動票=感情票、という側面もあり、「行政憎し」
という単純な構図だけでの投票が増えているとするなら、次の段階は
私たち有権者のレベルアップが必要となるのではないでしょうか。
いずれ、「消費税増税の是非を問う」ような大きな決断に迫られる
場面が来るかもしれませんから。
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