「生命保険、小売店舗が拡大
5年で4倍の1200店に 来年度
自分のペースで契約 増加
2011年9月20日 日経新聞 5面」
生命保険の加入の仕方が、時代の流れとともに変わってきている
ようです。
生命保険業界で複数の会社の商品を扱う小売型の店舗販売が
拡大しているそうです。
全国展開する専門店だけでも来年度には1200店となり、5年前の
約4倍に増える見通しとのこと。
さまざまな商品を比較しながら個人の生活設計にあった保険を
選べる点が指示されていると見られています。
旧来の女性を中心とした営業職員が自宅や職場を訪問する販売手法
は縮小が続いており、大手生保は営業手法の再構築を迫られている
ようです。
関連記事：「生保営業職員、ピーク時の半分に減少」
「生命保険会社の営業手法」
私たちFPも、お客様の立場に立って保険選びのアドバイスをして
おりますが、最近は加入中の保険の見直しだけでなく、まったく
保険に入っていない人の新規加入の相談も多くなってきました。
年代的には35歳から下のヤングファミリー層に多いのですが、
「保険に入れ」と強烈な営業を受けたことがなく、どこに相談すれば
いいのか分からずに今日に至った、というケースです。
ほとんどの場合、自らの意思で保険に入りたい、自ら保険について
判断できる情報を知りたいと考えられているため、私たちFPの
説明も熱心に聞いてくれます。
無理やり入らされる印象の強い加入形態よりも、はるかに健全な
気がします。
ただ、最近の保険商品の複雑さから、なかなか自分にあった保険が
何であるか判断がつかず、「保険選び地獄」に陥ってしまう方も
多いようです。
最適な保険を選ぶには、「何のために保険に入るのか」という「目的」
を明確にすることが重要です。
・自分が万一のときでも、子供は大学を出て社会にでられるように。
・もしも重篤な病気が見つかったとき、全力で戦えるように。
・子育てや住宅ローンが終わって貯金ゼロ、という事態に陥らないように。
・独り身の自分が死んだときにも、親戚や周りの人に迷惑かけないように。
・子供が「大学に行きたい」と思ったときに、お金のために可能性を
諦めさせないために。
目的はひとつではないはずですが、何もかも欲しいという訳でもない
のではないでしょうか。
その目的をはっきりさせるためには、万一のときだけでなく、元気で
暮らしていったときにどうしたいかという人生の目標を考える
必要がでてきます。
われわれFPが行うライフプランニングや、世間で言われる人生設計が
それにあたりますが、良い保険屋さんはそういったご家庭ごとの
「夢」や「希望」をしっかりと聞いてくれます。
来店方の店舗であっても、訪問型の営業マンであっても、私のような
ファイナンシャルプランナーであっても、そのような話し合いのできる
人から保険に入れるといいと思います。
保険を考えるということは人生を考えることにも通じますので、
せっかくですから単に高い安いや損得ということだけで選ばないほうが
いいと思いますよ(*^^)v
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ファイナンシャルプランナー FP-dai
「３０年後も笑顔」でいられることを目指す、浜松市のファイナンシャルプランナー
