「電気の選択 スマートハウスを狙え
日欧米、異なる通信規格
国際標準争いで火花
2011年8月3日 日経新聞 10面」
ITを使って家電製品を制御し、ピーク時の電力消費を抑える次世代
省エネ住宅「スマートハウス」に実現に向けて要となるのが、
各家電を制御するホームコントローラー。
この司令塔となる機器と家電をつなぐ際に必要になる通信規格が、
まだ世界では統一されておらず、国際的な開発競争が激しくなって
いるようです。
日本は「エコーネット」という独自の通信規格を策定しており、
三菱電機、東芝、パナソニック、シャープなど、主要な企業が
参画して普及を目指しています。
北米にはGEが採用する「ジグビー」欧州には「KNX」中国には
「アイトップホーム」などといった規格が主流になっており、
規格が異なる国では日本のスマート家電が使えなくなる可能性も
出てきます。
携帯電話のときのように、日本の規格が「ガラパゴス化」
してしまう可能性も懸念されています。
日本の企業は今まで、国内向けの商品を作りこんでから、
その商品を海外で販売する手法を取ってきました。
その結果、必ずしも現地のニーズとなじまずに海外シェアが
上がらないといったことも起こってしまっています。
家電市場としての成長も見込める新興国を含め、どれだけ
世界での売り上げを伸ばすか・・・
国際基準をめぐる駆け引き次第では、家電業界も大きく
影響を受けるかもしれません。
震災で苦しんでいる日本だけに、エコ分野では世界をリードして
いただきたいですね。
がんばれ！ニッポン！(^^)/~~~
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